2人が本棚に入れています
本棚に追加
女中の仕事を全て片付け、自室に戻り真っ先にお松さんからの手紙を読む。
お松さんは優しい人で、よく一緒に甘味屋に行っている。
最初は普通の手紙と変わらない文面だった。
だけど、手紙の一番最後の所に、すこし驚く事が書いてあった。
内容は
『今日の夜、皆が寝静まった後二人で話したい事があります。誰にも言わずに来てください。いつも、二人で話している川原の近くで待っています。』
お松さんは、新撰組の法度を知っているし門限を破ると大変な事になる事を知っている。
だけど、知っているお松さんが抜け出して欲しいって言ってるからきっととても大事な話なんだ。と勝手に解釈し
すこし引っ掛かった事があったが、私は今日の夜、抜け出す事を決めた。
最初のコメントを投稿しよう!