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(うわぁ///イケメン!!こゆときは挨拶からだよね)
桜は勇気を出して、そのイケメンに近づき、
「お、おはよう」
と満面の笑みで言った。
…が。
「……」
そのイケメンは、何もいわずに立ち去ってしまった。
呆然とする桜。
「さーくらっ!…桜?なぁに?失恋ー?」
「うわっっ!!」
「何よ失礼ね。それにしても…桜、叶多君のこと好きだったの?」
いまいち状況がつかめていない桜の目の前には、ストレートな髪の毛で長身な美人が立っていた。
「…美佳子」
…あれ?さっき美佳子、叶多君て言った…?
「あのイケメン、叶多君てゆうの?」
「そうよ?って…知らなかったの!?」
「うん…」
美佳子の話によると、あのイケメンは陽岬叶多(はるさき、かなた)と言って、ここの学校じゃイケメンでモテモテらしい。
たしかに…
あの容姿じゃモテるわ。
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