3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
二学年八組 高山 美月。
彼女は小さなことがきっかけで
同クラス 岩崎 遥香、そして
その仲間達によって日々イジメを受けている。
「遥香、そろそろ授業始まるんじゃない?」
仲間の声が聞こえていない様子の遥香。
グサッ…グサ…ダンッダン
「ほぉら…気持ちいいでしょ?もっとやってあげるからね」
黒く長い髪から時折見える顔は彼女の仲間をも
震え上がらせる顔だった。
「遥香?遥香!行くよ!ね?ね?!」
仲間の一人が呼ぶ。
「えっ?あ、うん」
やっと我に返った遥香。
「次なんだっけ?」
「理科じゃない?」
「めんどぉーいさぼろうよぉ」
「……………」
最初のコメントを投稿しよう!