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学校の裏の森林で僕は晴真さんに出会った
ひょんなことで仲良くなった晴真さんに
僕は学校で苛められていることを話した
「そうか…運動も苦手でクラスの奴にバカにされるのか…」
「はい…」
それから晴真さんは思い詰めた顔をして言った
「……剣…道はやってみる気はある?」
「剣道ですか?…
多分僕には無理だと思います…
体力ないし…」
「ならこれを持ってみなよ」
晴真さんは持っていた荷物の中から何かをとりだした
「晴真さん…これは?…」
「竹刀っていう剣道で使う物だよ
これを使って闘うんだ」
「これが竹刀…
今の僕には重いですね」
そう言って竹刀を返した
「うーん…なら剣道の魅力を教えてあげよう」
「魅力ですか?」
そう言うと
近くにあった丸太を地面の上に立てた
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