いち

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10時になったので私と将はタイムカードをきり、約束の居酒屋に向かう。 私は、自転車を持って居なかったので彼は自転車を押しながら私は歩いて行った。 「ねぇ、時間もかかるし二人乗りして行こう?」と彼が言った。 「えぇ~私重いよ?」 「いいから、乗って?男だし大丈夫だよ。」 緊張しながら、彼の後ろに股がる。 「行くよ。」 自転車が動き出した。久しぶりなので、安定をとるのに少し時間がかかった。 何だか少しスピードが速い気がして怖くて彼の服の裾を握る。 「どうしたの?怖い?」 「何か二人乗りとか久々だし…少し怖い…かも?」 「何故疑問系?」 「何となく?何か二人乗りって青春って感じがする(笑)」 そんな雑談をしていると、居酒屋についた。 店に入ると皆席に着いて待っていた。
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