第一章ー副作用ー

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?「ここに特産キノコってあったっけ?チャコル」 チャコル「匂いがプンプンするニャ、間違いないニャ」 声からして女だとわかる。 二匹のアイルーの内一匹は早速キノコを採取している。 ?「旦那さ~ん、ここにあったニャ」 女「ありがと、ニョア」 どうやらクエスト中らしいが、女は何だかソワソワしている。 何かに怯えているような……。 ニョア「後、さっきから視線を感じるニャ」 …………! チャコル「あの草むら辺りからかニャ?」 …今見つかると色々と面倒だな。 ……あっ。 逃げようとするが皮の衣の裾を踏んで転倒してしまう。 衣が脱げてまた全裸に。 ユウ「」 女「」 そして生まれた姿のままのユウが目撃された。 女「……チャコル、ニョア向こうに行ってて」 手で目を隠している(と言っても隙間から見られてたが)ネコ達を追いやって、傍にしゃがみこむ。 女「貴女大丈夫?」 ユウ「…ああ…大丈夫……です」 女「とりあえずこれ来て」 女は防具を脱いでそれをユウに手渡そうと差し出した。 ユウ「えっと…大丈夫だから…」 女「大丈夫、汚くないよ?流石に裸じゃ駄目でしょ?」 ユウ「…あ…ありがと…」 ユウはその場で着替える。 着替え中、脇目に彼女をよく見ると自分と同じような髪型だが髪の毛は白い。 胸はそんなに……ゴホンゴホン スタイルはスレンダーなモデルみたいだ。 肌は褐色肌でより髪の色を強調させる。 着替え終えるとまた彼女の質問が飛んでくる。 女「サイズは大丈夫?」 ユウ「うん……ちょっと胸がキツいだけかな」 女「……へえ」 …笑いながらドス黒いオーラが目に見える。 これだから女はよく分からない…。
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