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悠「さて、アイテムも必要な物は持ったし行くか…」
悠はクエスト出発の合図の鐘を鳴らそうと……
?「チミチミ、ちょっと待ちなさい」ヒック
…したが、酒を片手に酔った爺、ここのオーナーのギルドマスターに止められた。
悠「…何ですか、ギマさん?」(酒臭ッ)
ギマ「嵐龍…アマツマガツチを討伐に行くんじゃろ?」ヒック
悠「はあ、そうですが……?」(よく受付嬢は平気だな…)
ギマ「最近ここいらを荒らしまくっている嵐龍だそうじゃ、何でも観測飛行船を10隻も落としたとか……最近モンスター共の行動も変になってきておるしの……心してかかるんじゃぞ?」
悠「はい、分かりました」(早く此所から逃げよ……)
ギマ「……でじゃ、」
悠「はい?」(まだあんのかよ)
↑行こうとしていた
ギマ「ワシからの餞別でこれをやろう」ヒック
手渡されたのは緑色の丸薬、まるで○が団子を連想させるような物だった。
悠「……これは?」
ギマ「ワシが調合した新アイテムじゃ」キラッ
悠「……効力はどのようなものですか?」
ギマ「新アイテムじゃ」キラッ
悠「…………。」(つまり俺は実験体ですね分かります)
この人は本当に何を考えているのか分からない。
普通ならこんな未知なモノなんて受け取らないけど、この人には色々と世話になった事だし……仕方ない…。
ギ「必ず効果を教えるのじゃぞ」ヒック
悠「はあ……」(…大丈夫かな、俺……)
丸薬を受け取り、悠は鐘を鳴らした。
嵐龍が住み着く地、霊峰を目指して…。
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