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ゆったりとした椅子に彼女は身を預け、月の光を存分に浴びていた。
「なぁ、アリス僕お腹が減ったよ。」
真っ白な身体は月の光で発光しているように見えるアリスにエドワードは
問いかけた。
・・・だが返ってくる返事はない・・・・
「なぁー。ねぇー?ありすー?」
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「飢え死にしそうだよ」
「うるさい犬だ、食事くらいゆっくりさせろ」
「犬って」
久しぶり返ってきた反応で犬呼ばわりされエドワードは、尻尾を下すように
うなだれた。
「やはり犬のようではないか、エドワード
焦らせるな、最近曇りが続いてろくな食事も出来なかったのだ。」
そう、彼女の華族の食は月の光。
目の前の彼女は月光を浴び気持ちよさそうにしていた。
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