伝説

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しっかしなー。 刀がないとな~。 お、そうこうしてる内に岬の家到着。 あいつの家…でかいよ… 岬の家は1人ぐらしのくせにやたらとでかい。 しかも、インターホンと言う便利なものまでついている! 俺はインターホンをポチっと押した。 ピンポーン もう一回、 ピンポーン あ、楽し。 ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン おもしれえー! ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 「うっせえええええぇぇぇええ!!!!!!!」 「おー、岬ぃー。お前逃げるのはやすぎだろ!」 「え?、なんでインターホン何回も鳴らしてんの?、嫌がらせ?」 「まぁまぁ、そんな怒るなって!、俺さ、家なくなったから泊めてもらうな!」 「はぁ?、んまぁ…いいけど。中に入れよ。」 「おう」 そう言うと、俺は岬の家に入った。 岬ななんだかんだ言って優しい。 玄関で靴を脱いで、二階えと続く階段を上がる。 1人ぐらしなのに、二階建てに住むか?、ふつー。 階段を上がり終わり、岬の部屋に到着。 「これからどうする?」 岬が言う。 これからどうすると言われてもな。 刀がないから、どうしようもできねーよ。 「とにかく、今は刀が欲しいところだな。」 「あ、そうか…たしか、黒賀の刀抜けなかったんだっけ?」 「ああ。」 「俺、予備あるから貸してやるよ。」 そう言うと、岬は部屋から出て刀を取りにいった。 まじでか! あいつ!まじか! 刀二本も持ってんのか! いやー、さすが岬だね。 「これこれ。」 岬は部屋に戻ってきて、俺に刀を渡してくれた。
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