伝説

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「黒刀ねぇ…」 俺はそう呟くと、腰に差している刀を握った。 その刀の、風貌は何から何まで全て黒色だ。 「まさかねぇ」 これが黒刀だったら死んでもいいよ。 ま、そんなことあるわけないか。 この刀を手に入れたのは昨日の夜だ。 なんと! 道に落ちてた。 それだけの話し。 「おい!黒賀!(くろが)」 今俺の名前を呼んだのは岬(みさき) 亮太(りょうた) 「お、本当にきたんだ。よくこれたな!」 俺が返事をすると、岬が答えた。 「おれは気になったらしょうがないタイプなの!てか、お前のせいだろ!。それより、刀は?」 「あぁ、そうだったな、てか、あれから3日経ってんだしもう大丈夫だって!」 そう言うと俺は腰から刀を抜いて岬に渡した。 「なにが大丈夫だって!だよ…てか、この刀すげぇ…マジで黒刀じゃねえ?」 「それはありえねーよ。どうせ、パチもんだろ。俺はお金がないから拾ったの。刀ってすげー高いからなぁ~」 「ははは。黒賀は3日前の戦で刀折っちゃったんだもんな。」 「ああ。」
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