伝説

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「しっかし、野音鮫派は強かったなぁ。俺ら黒武派はボロ負けだったよな。」 野音鮫派…3日前の敵の“派”の名前だ。 たしかに。物凄く強かった。 まぁ、あれは凄い不利だったからな この国では派閥争いが多々起こっている。 俺と、岬がいる黒武派。まぁメンバーは俺と岬しかいないけど。 このまえ、歳が19になり自分の“派”を創れるようになったんだ。 そして、俺は子どもの頃から仲が良かった、岬を誘ってこの“派”を創ったんだ。 そこから、2人でこの辺りじゃ最強の野音鮫派を潰しに行ったらボロ負けして、逃げたんだっけ。 「40人は居たな。」 「おう」 「おう…じゃねーよ!お前がむちゃくちゃなことするからこうなったんだろ!普通、もっと人数集めて、弱い所から潰すだろ!?、なんで野音鮫派なんだよ!」 「いや~、勝てると思ったんだけどなぁー」 俺がそう答えると、岬が怒鳴ってきた。 「なんだよ!それ!!、お前のせいで野音鮫派から狙われるようになったんだろ!もう、危なくて外もでれねぇーよ!」 そうです。 今、俺達、野音鮫派から命狙われてるんです。 「じゃあ、なんで、刀見たさに俺の家きたんだよ。危ないんじゃねーのかよ」 「それはなぁ!おれは気になったら仕方がないんだよ!」 「岬…お前はバカだわ。」 「うっせ!」
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