4人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁとにかく、刀は手に入ったんだし、もっかい行くか?」
俺がそう言うと岬は呆れたそうな顔をした。
いちいちリアクションとるよな、こいつ。
「デジマ?」
デジマとはまじで!の意味。
俺が同じように答えた。
「デジマ!」
「バカか!お前はほんとにバカだ!」
「バカはお前だ」
「いや!お前がバカだ!」
「いや!お前!」
「どう考えてもお前だ…「ドォォォォォン!!!!!!!!!」
「「なんだ!?」」
2人いっぺんに言う。
家の玄関が爆発した。
漂う爆風の中には人影が4人いる。
「みぃ~けっ!」
あ!
野音鮫派のやつらだ!
ラッキー。
「げっ!!!」
岬が呟く。
岬はビビりすぎなんだよなぁ~。
「黒賀!どうしよ!お前の家に行くときに付けられたんだよ!きっと!」
爆風が止み、敵の姿がみえた。
「やっとみつけたぜぇ~。お前らが逃げてからあの後俺は槍野さんに怒られたんだぞ!さぁ、槍野さんがお前らを殺したがってるから大人しく捕まれ。」
「それは、好都合。俺もお前らを殺したがってるんだ。」
「おい!黒賀!逃げるぞ!」
おいおい、
こんな状況で逃げれるかよ。
「減らず口を叩きやがって、ガキが!しゃあね…ちょっと痛めつけてやる。」
「上等だバーカ。」
「もーおまえら!…くそ、もうやるしかないか…4人ならなんとかまだいけるかな。」
お、岬も決心ついたようだな。
よし、
戦闘開始だ。
俺は刀を鞘から抜こうとする。
グッ…
ん?
もう一度、
ググッ…
あれれ?
ぬ…抜けないよ?…
最初のコメントを投稿しよう!