伝説

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「くそ、ここは一旦さがるか。」 あ! あいつ逃げる気だ! 「おい!てめーまてよ!!」 「お前ら…の“派”の名称は?!」 「は?…黒武派だけど。」 「よし、槍野さんに報告しとく。じゃぁーな!」 ボンッ! 「だから、まてっ…ゴホッゴホッ!」 こいつ!煙玉って…古すぎだろ! あーあ…逃げられた。 「まぁまぁ、もしあのままやっていたら、仲間を呼ばれてまた負けたかもしれないだろ。」 おお、岬君 しってるよ、君は冷静に言ってるけど、内心戦いたくないからそんな事を言ってるって… まぁここは、あえて言わない。 あ、いいこと言ってやろう。 「岬…これで、俺たちは確実に野音鮫派に狙われるな!」 俺は満面の笑顔で岬に言った。 「あ…ぁああぁぁ……はぁ…そ…うだな。」 はははは。 落ち込んでる、落ち込んでる。 あ、そう思えば俺の家… 「あ…ぁぁ…家が…俺の…家が…」 ボロボロじゃん… てことは、 俺、住むとこなくなった。
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