恋と部活

2/3
前へ
/15ページ
次へ
付き合ってから僕たちはどうすることもなく付き合う前と同じ感じがする。けどそれでもいい。まきと一緒にいられるなら。 付き合って1ヶ月がたった。僕は新人戦の練習で忙しかった。恋愛ばかりしてると思うだろうが、かなりサッカーの練習をしている。 新人戦一日前の夜。僕はまきに電話をした。 「明日頑張ってね!」 「絶対優勝するから。まきに俺のプレー見てほしいな。見にきてくれないかな??」 「ごめん。行きたいけど、行く足がないんだ」 「そっか。しょうがないな。じゃー頑張ってくるから。またね」 「バイバイ」 ガチャ。 そして大会当日、大会は3日間にかけて行われる。勝てば最終日までできる。けど負けたらそこで終わりだ。だからなんとしても勝たなきゃ。 1試合目が始まった。僕たちが攻めまくって前半3-0で勝っていた。僕も点を決めた。ハーフタイム、スタンドを見てみた。当然まきの姿はない。 「大地君!」 誰かが呼んだ。 ほのかさんだ。 僕は複雑だった。もう少しで付き合えそうだったのにまきと付き合ってしまって。 「応援してるからもっと点決めてね!」 相変わらず優しいな。けど純粋に嬉しかった。 「分かりました!」 そして僕は後半ハットトリックをして試合は7-0で勝った。ほのかさんが来て少し気持ちが楽になった。 2日目も順調に勝ちいよいよ明日は準決勝だ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加