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何も無い真っ白な空間にて、一人の若者と老人が対峙している。
「そう俺だ」
「何がじゃ?」
しまったぁ!俺の心の声を口に出してしまった!
なににやけてやがる腹立たしい老人がッ!
あの長いあごひげ引きちぎりてぇぇぇ!!!!
「おいおい若者や、そんな物騒な事考えるものではないぞ」
「おいてめぇ、俺の目の前にいきなり現れてしゃもじで俺を殺しといて何が物騒だコラ?!つか、心読んでんじゃねぇよ!糞老人猥褻物陳列罪卑猥神が!」
「年寄りはいたわるもんじゃろう?おじいちゃん泣いちゃうぞぉ?」
「あー あなたは変態なんですかー 生粋の変態なんですかー スッポンポンで戯れ言垂れないで下さーい」
きめぇぇ!爺死ねッ!!つか遠くの方に天使っぽいのが引きながらこっち見てるんですけどぉ!
「はっ!ア、アリス!ここに入る時は声を掛けろと言ったでおろう!」
「神様、キモイです」
「神が天使に変態呼ばわりとか、哀れだわ」
「むぅ、仕方ない」
そう言うと神はパッと白いローブのような物を出して羽織った。
「よし、改めてじゃ」
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