昔話

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両者の間で凄まじい戦いが繰り広げられた。  だが、この世界の住人はこの世界の掟に従って生きているのに対し、彼らはこの世界とは違う、別の世界の住人。  この世界の掟を、つまりルールを無視したり、場合によってはねじ曲げることも出来るのだ。  戦いは一方的となった。  そして奴らは、ついにこの世界の秩序の根本の1つをなすもの、生と死の境界線を破壊しようとしていたのだ。 それを見た天界の神々は、もはや自分たちにはどうすることもできないということを悟った。  そして、それぞれが各々の永遠の命を代償に、「死神」と呼ばれるものを造ったのだ。
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