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颯爽と生い茂る森の中、俺を含め男3人、女2人が魔物を追い込んでいた。
作戦ではこのまま崖まで追い込み、能力で仕留める予定だが、女の内の1人、ユイが誘導を失敗し、巨大で、銀色の毛並みをしている狼、『シルバーウルフ』が俺の方に逃げてきた。
「クロ!そっち行ったよ!」
とユイ。
「言われなくても見ればわかる」
俺は一々状況を言葉にするユイに冷たい返事を返す。
【ガルルルル】
シルバーウルフが威嚇しながら俺に向かって走る。
生憎、ここを退くつもりはない。
「サモン」
その言葉と共に、黒く、少し長めの剣が俺の目の前に現れる。
俺は空かさずその剣を取り、能力を発動した。
「雷化」
その言葉を発した瞬間、俺の体は白い雷と化す。
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