夢と現

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「そんな事で争ってないで。早くシルバーウルフ退治したの知らせないと」 ユイがシルバーウルフを殺した証拠として、シルバーウルフの尻尾を切断した。 「クロ君カッコ良かったよ」 いつの間にか俺の隣にいたサヨが言う。 「そうか」 俺がいつもの様な返事をすると、サヨが俺の左手を掴んだ。 「あー!サヨ何抜け駆けしてるの!」 ユイが俺の手を握るサヨを見て言う。 そしてユイは俺に駆け寄り、俺の右手を握る。 「よし!それじゃあ帰ろう!」 ユイが俺を引っ張りながら歩く。 そしてサヨは俺の半歩後ろを歩く。 正直前後に人がいて、かつ手を握られていると歩きづらい。
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