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「なあヨウ」
「なんすか?カズっち」
「なんで俺達ってモテないんだ?」
「……それがわかっていたら俺だって改善して両手に女を抱いてるッスよ」
カズとヨウが後ろで小さい声でブツブツ言っていたが、俺にははっきり聞こえていた。
俺だって何故こいつらに好かれたのか全くわからん。
「ありがとうございます。これで安心出来ます」
行商人のおっさんが深々と頭を下げながら礼を言う。
ユイがこいつから買い物をした際に、シルバーウルフの討伐の依頼を受けたから、俺達5人は態々森まで行って狼1匹を殺したのだ。
あんな雑魚のために片道45分もかかる森まで行ったのだ。
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