突然に

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それでも私は主人が電話に出られる状態であることに安堵した。 「ビックリしたよ。それでケガはどうなん?」 「うん、ちょっと長いこと車に閉じ込められとって…左足が折れた」 「足が折れただけ?他は大丈夫なん?」 大きなケガは左足の骨折と裂傷だけで、後は検査をするとの事だった。 それから再度看護師さんに代わって、病院に行ける時間や入院に必要な物を打ち合わせし、電話を切った。 そのまま大きなため息をつき、自分を落ち着かせる為に何度か深呼吸をする。 すると、横で長男が心配そうに私を見ていた。
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