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「お父さん、どうかしたん?」
長男の言葉に私は自分が不安な顔をすると子供達が余計に不安になると思い、ゆっくりと長男に向かった。
「お父さんね、トラックで事故に遭ったんだって。足の骨が折れただけで済んだらしいけど、これから病院に行かんと行けんの」
「えー!何処で?僕も病院に行く!」
「京都の病院。全員連れていけんから。姉ちゃんと〇〇ちゃん(次女)は、ばあちゃんの所でお泊まりじゃな」
そう言うと、長男は自分の服やおもちゃを自分のバックに詰め始めた。
そんな長男を見ながら、私は実家の母に電話を掛けた。
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