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炎上決戦・2
エース『やったか?』
赤犬『わからん、だがかなりの傷を負わせたと思うが』
エース『出てこないな』
赤犬『あっけない結末だな』
二人がその場を立ち去ろうとしたとき
マグマの中から声が聞こえてきた
万象一切灰燼と為せ『流刃若火』
エース達に今まで見たこともない炎が
襲う
エース『ぐわ』
赤犬『ぐ・・』
山本『この程度で儂を殺せるとおもうたか!!甘いわ!!』
さらに天を覆うばかりの炎が
エース達に降り注ぐ
エース『ぐは!!くそ・・オラァ!!』
赤犬『おのれ・・フン!!』
二人は必死に抵抗するが
自分たちの炎は消される一方だ
山本『どうじゃ?力の差がわかった
じゃろ』
エース『うる・・せえよ』
赤犬『まだ・・貴様ら如きに』
山本『どうやら少し痛い目に合わせなければならんのぅ、はあ!!』
山本が瞬歩で二人に近ずき
竜巻型の炎で二人を巻き上げた!!
エース『くそ、が!!』
赤犬『グフ・・・』
さらに山本は容赦なく空に飛び上がり
二人の顔面をわしづかみ、地面に
叩きつける
エース『ぐはぁ!!』
赤犬『う!く・・・』
山本は地面にうずくまる二人に向かって
非情にも流刃若火を全力で振り下ろす
エース『う・・・くそ』
赤犬『ぬお、』
二人の体はもはや立つことも困難に
なってきた
山本『終わりじゃ、ぬしらに勝ち目はない』
エース『まだだ、まだ、いけるぜ』
赤犬『ぐ・・うおおお』
二人はなんとか立ち上がった
山本『勝てぬと分かっていても
立ち向かうその心意気や良し』
山本『じゃが終わりじゃ』
山本は静かに刀を振り下ろした・・・
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