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一線を超えた夜
大人の2人が、そんな事で収まるわけもなく
その時は、訪れた。
遠距離だった為、途中で落ち合う計画を立て
和美は、家族に嘘を付き
新幹線へと乗った。
顔も知らないスライムに会う為に…
バーチャルの世界は魅惑の世界なのだろうか?いつしか依存し
会った事が無い相手を信頼してしまう。
相手がどんな相手であれ、後戻りができない。
待ち合わせの駅に着くと
ホームのベンチに神経質そうな
顔の浅黒い眼鏡をかけた男が座っていた。
中年男らしい装いの疲れた感じの人だった。
和美は、タイプどうこうではなかった。
バーチャルの世界で恋は確定していたのだ。
冷静に見たら合わない2人なのに…。
スライムは、正之と言う名前だった。正之も又、背の高い顔にニキビの後が沢山ある和美を見て想像と違っていた。
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