第一章

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「仕事、かぁ……。僕に出来る仕事、この街にあるかな……」 どんな仕事があるのか、明日は街の職場掲示板を見に行こう。こんな僕でも出来るような仕事があるかもしれない。というか、なくても頑張って出来るようにならないと。そうじゃなきゃ、僕は生きていくことも出来ない。 そして宿だ。安いアパートのような貸し宿でいいから、いい物件を見つけないといけないな。多少汚くたって全然大丈夫だし、宿賃はなるべく安い方がいい。まずはお金を貯めることに専念する。贅沢をするのはそれからだ。 「よし」 僕は起き上がり、自分の服に手を伸ばした。 シャワーを浴びよう。今日の旅の疲れを癒して、明日また頑張れるように。
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