12人が本棚に入れています
本棚に追加
.
希に見る天才気質なんだと。
本とか読み漁ってたら大体使えるようになっちまったからな。
この学園で『灰』は俺一人のみ。先輩も良くて『白』といったところだ。つまりあれだ。
目 が つ け ら れ や す い 。
俺が悪い訳じゃねえのにな。出来の悪い自分の脳みそと保有魔力量を恨めっての。
「そういえば、一限目は水科目だね。私雷系だから苦手だなあ」
委員長は時計を見ながら授業内容の確認をする。水科目ね。俺にはあんまり関係ないけど。
「俺は水系だからラッキーだぜ!」
クレモアは嬉しそうに笑っている。呑気な奴だ。まぁ、水系ならばこの学年でクレモアの右に出るものは居ないだろう。そのくらい、こいつの潜在能力は高いのだ。
ん?俺とやったら即殺だけどな。
「はーい、皆様席に座るザマス」
そんな話をしている内に、俺らのクラスの担任教師が入ってきた。
どーでもいいけど……ザマスって古くね?
最初のコメントを投稿しよう!