第二巻 よもあらじ

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それは突然だった。 先程の光が消えた、 と思ったらそこに 一人の少女―撫子の姿があった。 「晴明様、このお方は?」 女性が尋ねる。 「神が仕わした使い… という所ですかな」 「では…!」 晴明の言葉に 女性は嬉しそうにする。 「ところで、貴方は何故そのような格好をしていなさる?」 晴明が撫子に向かって尋ねる。 が、 撫子は首を傾げる。 それもそのはず。
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