2話

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ハッと振り向いた、そこには… 白髪で死んだ魚の目をして、白衣をだらしなく着て、タバコを吸っている男がいた。 ………………エッ? この人……誰? 教師? ハッ!もしかして、不審者!!! ?「チョット!俺、不審者じゃないんですけど!しかも、会って間もないのにひどくね?俺、泣いていい?」 流音『―――ッ!!心読まれた!!』 ?「イヤ!声に出してたからね!」 流音『マジですか!』 う~ん(泣)失敗したよ~。 ?「そーイヤ…見かけねー顔だな…転校生か?」 流音『アッ、はい!!私、成瀬ru』 ?「あ~成瀬流音ちゃんだよな、よろしく」 流音『…………え?』 あ、あれ?知り合いじゃないよね? この人と会ったことすらないんだけど… 流音『あ、あの…先生。何で私の名ma』 ?「へぇ~流音って変わった名前だなぁ…」 流音『せ、先生!!私の話、聞いt』 ?「ねえねえ、流音の名前の意味は?」 流音『人の話を聞けや!!』 ?「意味」 流音『うっ、名前の意味は!“人々の心に音を流し続ける人”です……』 ?「…………いい意味だな」 ポン、ポン へ?い、今、先生に頭撫でられて… 流音『~~~~ッ!////』 思わず顔が赤くなった。 ?「なになに?もしかして照れたか~」 流音『///!!わ、私は、別に!!』 嘘じゃ、……ないんだけど。 その、あの……////。 ?「(面白れー)それじゃ~行くぞ、流音ちゃん♪」 流音『チョッ、チョット待ってください!何で“ちゃん”付けなんですか!?』 ?「お前に拒否権はなし、行くぞ~」 流音『そ、そんな~(泣)まっ、待ってくださ~い!!』 私の叫びは虚しく届かなく、白髪の先生はどんどん歩いていき、私は正門を駆け足で通り抜けた。 “銀魂高校” ――私の新しい生活が今、始まる………。
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