プロローグ

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薄暗い部屋。 静寂をかき消すテレビの声。 遠くから聞こえるシャワーの音。 そして一人、ベッドの中で一糸纏わぬ姿のまま涙を流す私。 素肌に心地のいいシーツが、その涙をあっという間に吸いとっていく。 ―とりかえしのつかない過ちを犯してしまった。 私の心の中は切なさと苦しさと辛さと…虚しさでいっぱいだった。
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