南方先生

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私はあと何年生きられるだろうか? その何年を、私は幸せの意味を探す。 『天条さん 天条椿さん一番室にお入りください。』 しゃがれ声で私の名前を呼ぶアナウンスが流れた。 私にとって日常の事だ。私はここで南方友先生と出会った。 『失礼します。』 誰だろ格好いい先生だな。そう思ってると、私の担当だった先生平城先生がこう言った。 『今日から南方先生に変わってもらいます。』 『南方友です。よろしくお願いします。』南方先生は自己紹介をした。 私も慌てて言った。『えっ…えっと天条椿です。よろしくお願いします。』 先生は穏やかに笑った 『なんて呼べば良いですか?』 そうか…呼び方教えてなかったことに気づき慌てて言った。『椿でお願いします。』 『わかりました。』 珍しくここまで丁寧に敬語を使う人が初めてで聞いてみたくなった、どうして敬語を使うの?と 先生に聞いてみた 『何で敬語を使うの?』すると、穏やかに笑った顔は一瞬で怪しい顔つきになり微笑しながらこう言った。『ぢゃー椿の前で素だす!!』 以外な言葉がきたからビックリして思わずすっとんきょうな声を出した。『ええッッ!?そんな…』 先生は微笑んで『椿が言ったんじゃん!?』と言った。 診察が終わりと先生は自分の病室で待っとけと言った。 私が本を読んでいると『コンコン』とノック音が聴こえ『はい。』と返信した。南方先生が入ってきていきなり笑いだした。『お前が本を読んでいるとはなぁ~ッッ…』 『なっ!?何しに来たんですか!?』先生はまだ笑いを堪えきれず肩と背中が微妙に震えてるのが分かった。image=454795115.jpg
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