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デート当日・・
喫茶店で・・・
「何で翔子ちゃんまで居るのよ~!」
「ごめん・・!」
彼女の前で手を合わせている僕・・
せっかくのデートなのに期待を裏切ってしまった・・
翔子ちゃんに強引に付き合わされる事になってしまったのだ。
僕の隣の席に、翔子ちゃんが居る(らしい・・)
「私、この日をズッと楽しみにしてたんだよ!」
「ごめん!」
「何、お兄ちゃん謝ってるの?」
「う・・」
その仕草に驚く彼女・・
「『う・・』ってヒロシくん、翔子ちゃんの声が聞こえるの?」
「うん・・」
「うんって・・・それってお互いに気持ちが通じ合ってるって事じゃない!」
え?そうなの?彼女に言われて初めて気が付いた。そういう事だったとは・・
「だって、私達、兄妹だもん。」
嬉しそうにしている(らしい)翔子ちゃん。
「兄妹って、血はつながってないじゃない!」
何か、腑に落ちない彼女・・
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