20.二人の行く道

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「ごめん・・・  美奈・・正直に言うよ・・」 「え?」 「翔子ちゃんに関しては、ずっと妹の様に思っていた・・  先生の娘さんっていう事よりも・・  前から、一緒に居るような・・  可愛い妹だって・・  僕の事を想って、地獄で修行して・・  悪霊との対決の時は助けてくれた・・  霊感ケータイでしか見れなかったけど・・  そこに居るのかどうかも分からない存在だったけれど・・  いつの間にか・・  僕は翔子ちゃんに魅かれていた・・  君という人が居ながら・・  黄泉の国に行って、翔子ちゃんと永遠に残ろうと決心した・・  君や家族や仲間を捨ててまで、  守ろうとした・・  そして・・  別れ際に・・  最後に、  あの子を、愛してるんだって・・  気づいたんだ・・  翔子ちゃんと・・  別れたくないって・・ 」 「ヒロシ君・・」 驚きの・・いや半分放心状態になっている彼女・・ そうだろう・・ 僕の口から、彼女以外の人を愛しているなんて言葉が出てきたのだから・・・
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