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「ごめん・・・
美奈・・正直に言うよ・・」
「え?」
「翔子ちゃんに関しては、ずっと妹の様に思っていた・・
先生の娘さんっていう事よりも・・
前から、一緒に居るような・・
可愛い妹だって・・
僕の事を想って、地獄で修行して・・
悪霊との対決の時は助けてくれた・・
霊感ケータイでしか見れなかったけど・・
そこに居るのかどうかも分からない存在だったけれど・・
いつの間にか・・
僕は翔子ちゃんに魅かれていた・・
君という人が居ながら・・
黄泉の国に行って、翔子ちゃんと永遠に残ろうと決心した・・
君や家族や仲間を捨ててまで、
守ろうとした・・
そして・・
別れ際に・・
最後に、
あの子を、愛してるんだって・・
気づいたんだ・・
翔子ちゃんと・・
別れたくないって・・ 」
「ヒロシ君・・」
驚きの・・いや半分放心状態になっている彼女・・
そうだろう・・
僕の口から、彼女以外の人を愛しているなんて言葉が出てきたのだから・・・
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