エピローグ

2/3
前へ
/330ページ
次へ
「い・・いや・・ちょっと待って下さい!」 「何ですか??!!!」 「こ・・こうしましょう!」 「??」 「私達も・・改めて、お付き合いするってのは?」 いきなりの提案に、驚いているお母さん・・ 「それって・・・ プロポーズですか?」 「そ・・そう言われてみれば・・そういう事に・・なります・・ね・・」 いきなりのプロポーズに唖然となっている母・・ 「ちょっと、待ってください・・考えさせて!」 「あ・・直ぐに結論を出さなくてもいいですよ・・ 時間を掛けて、ゆっくりとで・・」 何だか、思わぬ展開になってきたようだ。 それにしても、僕のお父さんとは、違って、流されやすいのだな・・翔子ちゃんのお父さんは・・・ 「あの~」 お母さんが聞いている。 「はい?」 「静江さんの時は、どういうプロポーズだったんですか?」 雨宮先生とのプロポーズを聞いている母・・何で、こんな時に・・ 「あの時は・・・、なんとなく・・・」 「なんとなく?」 「はい。可愛かったんで、一緒になろうって・・」 まあ、確かに、美男子だから、そういう人にプロポーズされればクラッとなるわな~・・ 「ひょっとして、私もですか~?」 「そ・・そうですね・・カワイイですよ!」 ・・・なんて、軽い人なの?・・・ 翔子ちゃんとの地獄での特訓も、翔子ちゃんが修行をしたいという事で、 どちらかというと、付き合いで、主体性も無く、流れでやってきた感じもある。 このお父さんの性格と行動に、一抹の疑問を感じている母・・ 「う~ちょっと・・考えさせて下さい・・・」 ・・ウチの旦那とは、全然違うタイプね・・・ 「あ、もう一つ!」 「な、何か?」 ・・何?まだあるの??・・
/330ページ

最初のコメントを投稿しよう!

229人が本棚に入れています
本棚に追加