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「い・・いや・・ちょっと待って下さい!」
「何ですか??!!!」
「こ・・こうしましょう!」
「??」
「私達も・・改めて、お付き合いするってのは?」
いきなりの提案に、驚いているお母さん・・
「それって・・・
プロポーズですか?」
「そ・・そう言われてみれば・・そういう事に・・なります・・ね・・」
いきなりのプロポーズに唖然となっている母・・
「ちょっと、待ってください・・考えさせて!」
「あ・・直ぐに結論を出さなくてもいいですよ・・
時間を掛けて、ゆっくりとで・・」
何だか、思わぬ展開になってきたようだ。
それにしても、僕のお父さんとは、違って、流されやすいのだな・・翔子ちゃんのお父さんは・・・
「あの~」
お母さんが聞いている。
「はい?」
「静江さんの時は、どういうプロポーズだったんですか?」
雨宮先生とのプロポーズを聞いている母・・何で、こんな時に・・
「あの時は・・・、なんとなく・・・」
「なんとなく?」
「はい。可愛かったんで、一緒になろうって・・」
まあ、確かに、美男子だから、そういう人にプロポーズされればクラッとなるわな~・・
「ひょっとして、私もですか~?」
「そ・・そうですね・・カワイイですよ!」
・・・なんて、軽い人なの?・・・
翔子ちゃんとの地獄での特訓も、翔子ちゃんが修行をしたいという事で、
どちらかというと、付き合いで、主体性も無く、流れでやってきた感じもある。
このお父さんの性格と行動に、一抹の疑問を感じている母・・
「う~ちょっと・・考えさせて下さい・・・」
・・ウチの旦那とは、全然違うタイプね・・・
「あ、もう一つ!」
「な、何か?」
・・何?まだあるの??・・
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