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「私・・ちょっと考えたんです。」
「はい・・」
・・・今度はなに??・・・
「やっぱり、僕にとって、ヒロシ君も、僕の息子だって、思う事にしたんです。」
「え?」
「翔子とは、義理の兄ではあったけれども、本当の兄妹として、彼は、接してくれた・・
彼のその姿を見ていたら、翔子と同様に、彼を、僕の本当の子供として、今後、力になれれば・・って・・」
「(翔子ちゃんの)お父さん・・」
「だから、
僕は、
翔子に負けないくらい、
修行して、彼のサポートに回る・・
それが、僕の使命だって・・
思っているんです・・
響子さんには、スミマセンが・・
まだ、『愛情』とかまではいかないのが本音です・・
まだ、静江の事は・・
忘れられない・・
でも・・
彼の、義理の父親として、頑張らせてください。」
翔子ちゃんのお父さんの本心を聞いて、僕のお母さんが答える・・・
「わかりました・・
私も、直人さんの事が・・
今でも・・
でも・・・
それなら、
私たちは、『家族』でいいんじゃないんですか?」
「家族?」
「私たちが愛し合うまでも無いと思います。
もう、
私たちは
既に、
家族ですよ。」
にっこりとほほ笑むお母さん。
「響子さん・・」
見つめ合う二人・・
「ここに、いつでも、帰って来てください・・待ってますよ・・」
「はい・・僕も、頑張ります。」
何か・・いい感じになってますが・・
さてさて、長きに渡った、霊感ケータイ「5」も、これにて終了となります。「6」でお会いしましょう!
童子四天王の魔の手が迫る中、どんな展開になっていくのか・・こうご期待!!
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