須賀 朱楠

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朱楠はチラリと美丈夫の後ろ見る 「……確かに大勢ですね?」 (旅館見つかるかなぁ?) あまりの人数にそう思ったのはここだけの話だ 「行きましょうか?」 朱楠は歩きだし始めた ――――――――― 「すんまへんなぁ、そない大勢は無理やわ」 「そうですか。いや、こちらこそすみません」 何件断られたのかも分からなくなってきた 「……なかなか見つからないですね……?」 「あぁ……」 美丈夫はため息をついた 「土方さんお腹空きました」 一人の美青年が美丈夫に抱きついた 「総司我慢しろ!」 美青年は「え~?」と頬をふくらました すると朱楠は何かを思いだし懐を探りだした 「あっ!あった!!良かったら金平糖食べます?」 朱楠は美青年に金平糖の袋を差し出した
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