ごく苦手なタイプ。

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テーブルには、 男子3人に女子(笑)2人。他2人の男子には、既に別の女子が一対一でついている。 1人で固まっていた男の子が件の子であると簡単に分かった。 笑顔と声優ボイスとあだ名のつくよそいき声で挨拶する。 「初めまして♪ナナです (>ω<) お隣り失礼しまぁす」 「あっ…はい!!」 …なるほど、納得。 私はどちらかと言えば年上のおじ様方や (ごく優しい表現で言えば)少し変わった方々に好まれるタイプで。 チャラい若い子とは完全無縁で通っていて。 この子は、若いけれどチャラくない。 というか…こういう所に免疫がなさそうな。 それなら、あまり嬢ぽくない、つまりは普通ぽい私を選ぶのは理に適う。 一人ほっとしつつ、笑顔で着席。
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