僕は崇拝する

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ある日、掌が異常なほど痛んだので病院に行った。 生まれつき身体が強く、病気とはほぼ無縁だった僕は 久々に来る病院の独特な匂いや雰囲気に少し緊張していた。 「ニノマエさん」 おでこに熱さましを貼った子供が出ていくと同時に名前を呼ばれた。 僕は動揺しつつ診察室に入った。 椅子に座ると、目の前には顔を顰める医者と看護師が居た。
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