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「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのはだあれ?」
とある城のとある部屋。
大きな鏡の前で、上品なドレスを着た女性が話しかける。
ボワンと鏡の中から現れた一人の不良っぽいが頭に?マークを浮かべながら言った。
『えーとお妃さん…タイトルシンデレラだよね。 白雪姫じゃないよね』
「うっさい鏡、マジうっさい。 で? 一番美しいのはだあ『白雪姫以外いない。 バカじゃないの?』あ…そうですね。 すみません…」
鏡の前でペコペコ謝るお妃。
どうやら立場的に鏡の方が上のようだ。
『白雪姫は元気かなー。 ちょっと確認してこいよお妃さんよ』
「ちょっと誰かぁ? 金槌持ってきてー」
『ちょっ、ま! 俺を砕くと大変なことに!』
従者の一人がささっと金槌を持ってきた。
哀れな鏡よ。
「え? なに? 聞こえないわークスクス」
キレたお妃は金槌を振り上げて鏡を割った。
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