4/9
前へ
/394ページ
次へ
「いい?これしきでゴチャゴチャ言う男は器がちっさいのよ。」 「このマンションは誰から貰った?」 「不動産の社長さん❤」 「この服は?」 「忘れた❤」 「お姉ちゃん、真剣な恋した事ないでしょ?」 「あら?僻み?まぁオーラの無いアンタにはわからないでしょうね~これが大人の恋よ。」 「…」 咲妃は顔を曇らせると荷物をまとめようとした。 「私はお姉ちゃんが嫌い…そうやってお母さんみたいに次の男、次の男って…」 「わかってるわよ…」 優羽は真剣の眼差しで咲妃を見つめた。 「…あの人はお父さんと私たちを捨て若い男のところに行ったわ…お父さんの気持ちだってわかる。」 「じゃぁなんで1人の人を大事にしようと考えないのよ!!あの人みたいになりたいの!?」 「…私の人生だから、誰にも邪魔されたくないの。例え大事な人が居たとしても…」
/394ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加