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「私と契約して転生者になってよ!」
真っ白な世界でいきなりどこぞのQBのような台詞を自分の前で恥ずかしそうに言う金髪の女性。
(さて……)
ふと考えると、自分が先程までいた部屋とはまったく違う空間。
真っ白過ぎて目が痛いたらありゃしない。
そして前にいる金髪ロングの美女。
18年間、生きてきた人生の中でこんな金髪美女の知り合いがいただろうか?
いや、そんな人は知らない。
まず自分には知り合いは少ないしグローバルな訳でもない。
いて、茶髪くらいだった筈だ。
そしてふと呟く。
「……どうしてこうなった?」
――――――――――――――
すぐに彼女から説明が入った。
長かったため要約すると。
・彼女はどうやら神様らしい。
↓
・彼女のミスで自分は死んでしまったとのこと(死因は心臓麻痺)
↓
・これは困ったな。
↓
・よし!転生だ。←今ココ
「………」
死んだことはどうでもいい。
もう過ぎたことだ。
だが先程の契約とは何なのだろうか?
「ノリです」
左様ですか…。
「心を読まれたのはスルーですか?」
いや、どうでもいいです。
「えぇ…。どうでもいいって…。えぇ……」
神様はorzの姿勢になりしょげてしまう。
(…しかし)
どうやら普通に転生するらしい。
まったく…いらない演技をして、いい迷惑だ。ただでさえ考えるのが面倒なのに。はぁ~…。」
「ふ、普通に声に出てますからね!?私のLPはゼロですからね!?」
いやいや。
そんな風に反すことができるなら問題ないから。
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