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ちなみに俺はNo.12。
2000人中12番目に強いということだ。
今走っている外方地区と今向かう32区は今じゃ無人だったが、数年前は蛇や蜘蛛やら姿をした怪物で溢れかえっていた。
そこで[pioneer]が開拓して施設を建て32区を納めた。
当時入隊したばかりの俺を含む数十人の新人兵と[pioneer]の古株であるベテラン兵士とで怪物を一掃した。
あれからだいぶ時を経て俺はNo.12まで登り詰めたわけだ。
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ…
バイクにつけていたナビゲーションが目的地のエリアに到達したこと知らせた。
「着いたか。」
バイクを止めて携帯を取り出し画面を見る。
マップ画面に目的地を表すアイコンと俺の現在地を表すアイコンが対峙していた。
「・・・しかし、何でここなんだ?」
俺の前に建つ建物は廃墟となった[pioneer]の施設だった。
当時、開拓した後に建てられた[pioneer]の施設を中心に原因不明の病や謎の事故が起きたのだ。
俺達[pioneer]は32区に移住しに来た人々に害が与えられるのを恐れ、避難させ外方地31区と32区を無人にした。
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