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「いちち…死ぬかと思ったじぇ」
じいちゃんとなんか鎧着た厳ついおっさんと一緒に酒を飲んでから川を泳いで渡る夢を見た。
いやー向こうは楽しかったナー
なんかまたシートに寝かされてたみたいです、よいせっと
「…なんで生きてんだよ、あんた」
半分呆れ顔でシートの前に立っていた少し髭の生えた男が話しかけてきた。
これはwwwちょっと試してみるかwwww
「ウホッいい男wwwwww」
「やらないかwww」
お!?ww
「シュエエアィサイwwww」
「「ターアイサイwwwww」」
やべえこいつ気が合うwwwwwww
「つってもオレら全員ニートだから大体のやつらにはそのネタは通じるだろうがなwww」
そう言って笑う髭
なんだこいつイケメンじゃねえかwwww濡れたwwww
ううううぅぅぅ…ぅ……ぅ…………(新幹線が減速する音)
「お、どうやら着いたみたいだな。」
「そうっすねwwwww」
不意にスピーカーからピッガッっという不快な音に続き明るい女の人の声が聞こえてきた。
【はーい!ニートのみなさぁん! 元気ですかー?
これよりガイドを勤めさせてもらいます、ミキです!!】
なん…だと…!?
理想のアニメ声というか………いやはや是非恋愛サーキュレーションを歌ってもらいたいものですな。
【これよりニートのみなさんには、バスに移動してもらいまぁす!
東京まで行けたらめんどくさくな………楽だったんだけどね!あいにくの瓦礫模様から復興してないみたいなの!だからバスで移動します!】
その瓦礫模様のとこにオレらを連れてこうとしてるのは誰ですかwwwあなたですwwwww
【ふぇえ…許してよう…】
…許す!!
新幹線内の男は立ち上がり(ダブルミーニング)悠々と新幹線を後にした。
「あっ、ニート!いた!あっ…待って…………行っちゃったぁ……」
ニート、山田洸の背後でそんな声が聞かれたが
ミキボイスに興奮した男共の喧騒に飲まれ、届かなかった。
「もう!ばか!」
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