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翌日。
窓から差し込む光に起こされた勇気はベッドの横に置いてある服を広げてみた。
「高そうな服だなぁ・・・これを着ろってことなのかな?」
取り敢えず服を着てみようとするが着方が分からない。
ーー複雑な構造になってるなぁ。
諦めて近くのソファーに座り込むとドアがノックされた。
返事をするとメリルが中に入ってきた。
当然、勇気は服を着ていない。
半裸である。
慌てて服を着ようとするとメリルは笑った。
「勇気さま、慌てなくても大丈夫ですよ。お着替えは私が毎日お手伝いしますので勇気さまはお気を楽にしてくださいませ」
「わ、わかりました」
ーー着替えを手伝ってもらうなんて・・・。でも着方が分からないから仕方ないよな。
っと言い訳をしつつ、されるがまま着替えをしていく。
「はい、できました」
「ありがとう」
勇気が改めて服をみるとやっぱり豪勢だった。
「こんな高そうな服きても良いのかな?」
「何をおっしゃっているのです。勇気さまは勇者なのです。衣服はこのように威厳を示せるものでなくてはなりません」
「そっか。うん。分かったよ」
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