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剣の柄を握ると剣は光を放つ。
「おお~」
観衆は感嘆を漏らす。
「勇者さま・・・」
勇気はその剣を一気に引き抜いた。
その剣を天へ掲げる。
「勇者さまだ~!!」
「勇者さまが誕生されたぞ~!!」
剣はサビ一つない黄金の剣へと変わった。
「黄金の剣は放たれた!!時は来たり!!今こそ魔族どもを一掃し人間による世界の統一を果たすのだ!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」」」
勇気は勢いに押されるばかりだった。
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