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「んで、この世界は何て名前なんだよ」
「ディアス」
「ふぅん。この街は?」
「街じゃなくて国。モルグサージュって言うの」
「なるほど」
唸る秋春。
「なぁ、国っていくつあるんだ?」
「ごめん、人間世界は良くわからないんだ」
「じゃあ、最後に」
「うん」
「お前って尻尾とかないの?魔族だし」
「・・・私はまだ生えてない」
「まだって事は成長すると生えるのか・・・つまり、ガキってことか」
「うっさいうっさい。どうせメルヘンなガキですよーだ」
不貞腐れたように舌をだす。
「安心しろ。胸は立派な大人だ」
「どこを褒めてるのよ!!」
そうやって話しているうちに皿に乗っていた昼食は跡形もなくなっていた。
「ごっそさん」
「美味しかったぁ・・・」
満足げに腹を摩る。
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