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家に帰ると、珍しく早く帰宅したおじさんがリビングのソファーで寛ぎながら
「太陽、おかえり!」
そう言って僕を見上げた。
と、同時に僕の顔をじっと見て唖然としてる。
「…太陽…
…唇にグロス残ってるぞ…」
ポツリと言ったおじさんの言葉に雪乃が大爆笑してるし。
「…おじさんただいま。
顔洗って来ます」
「うん…
良美や美穂ちゃんが見たら卒倒するぞ?」
僕はおじさんにニコリと笑ってから洗面所へ向かった。
あの後、僕を探しに来た順平にウザい絡みをされたくなくて、結局あの悪女の名前すら聞かないまま僕は帰宅した。
おかげでおじさんに僕の本性がバレたかも。
やっぱ順平と雫は二人とも僕の天敵だ。
そう思いながら洗面所で顔を洗ってから自分の部屋へ行った。
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