幼馴染な彼女たち

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放課後になって僕はいつものようにテニス部の部室へと向かった。 部室の中で着替えようとシャツを脱いだ時、誰かがドアをノックした。 「誰?」 尋ねてみたら、外から聞こえて来たのは 「あのっ…私ですっ」 …私って…誰だよ…? そう思いながら上半身裸の状態で、カチャリとドアを開けてやると、そこには今朝のちっこい女の子。 僕を見つめたまま顔を真っ赤にしてどうやら機能停止状態みたい。 「ああ、君か… 良く来たね… じゃあ中に入ってくれる?」 ニコリと微笑んであげたら彼女は右手と右足を同時に踏み出して部室の中に入って来た。 「ちょっと着替えるから待っててね」 声を掛けた途端、彼女はビクンと大きく跳ね上がってコクコクと頷いてる。 なんだかその仕草が可愛らしくてつい意地悪をしたくなった僕。 「なんでそんなに緊張してるの?」 「ふぇぇっ?」 なんだか変わった返事をするその子に吹き出しそうになった。 「…もしかして欲情しちゃってるとか?」 「い…い…い…いえっ!! ち…ち…ち……ちが…ちがっ!」 なんだこの面白い生き物は…? あまりに面白そうだったから僕はその子の腕を引いて壁際に追い詰めた。
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