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だが
シェイド「断る……俺は自分がディセンダーである事が嫌いなんだ」
インフィア「え…どうして…」
そう聞いた途端インフィアの顔は急に暗くなる
シェイド「お前はディセンダーの使命を知っているか?」
インフィア「うん…ディセンダーは世界の危機に地上に現れ…世界を救い…世界樹へと帰る……って事はシェイドは消える事が嫌いなの?」
シェイド「それもある。…だがそれ以上に使命を背負う事自体が嫌なんだ。
使命を果たす為に生まれ使命を果たしたら消える…そんな運命を俺は歩みたくない」
ずっとそうだった、生まれてからずっとディセンダーである事が嫌だった
インフィア「…じゃあ君は…世界がどうなってもいいの……」
シェイド「そういう訳じゃない。俺はただ生まれた時から使命を背負い生きるのが嫌なだけだ。
だいたいもしそうならお前を助けてはいないだろ」
インフィア「あ…そうだね…
でもボクとはあまり仲良く出来ないよね…ボクはディセンダーだから…」
インフィアは先程よりも表情を暗くし顔を俯ける
シェイド「ディセンダーとしては無理だ…。
…だがそうでないなら別にいい…ディセンダー関係なく普通に仲良くしたいなら構わない。」
インフィア「本当…に…」
シェイド「本当だ…ディセンダーだからと言ってお前を嫌う理由にはならないだろ。」
インフィア「それじゃあ普通に仲良くしよ…」
インフィアはまた明るさを取り戻していきシェイドはああと返事を返す
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