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「明日隣のクラスに行こうよ!!
きっと亜夢も気になるって」
ニコニコと若干スキップをしながら
先へと歩く真美。
途中で真美はバイトだから、と
駅で分かれた。
…家に帰っても暇だし…
でも一人で買い物も寂しい…
と、思いながらも私は渋谷をうろうろと歩く。
((人は多いし…ごみごみしてるし…
…ちょっと休憩しようかな…))
私は人を避けながら、街中から外れた路地の方へ出た。
「…なんか…やけに高級車が多いような…」
私が馴染んでいた裏路地にあるカフェの近くを歩けば高級車がいつも以上にあちらこちらに停車してあった。
高級車を見ていると一台の車から人が降りてきていた。
「…あれって…
確か…」
車から出てきたのは有名な俳優だった。
誰もが知っている俳優…。
なんでこんな所に…?
撮影?
私は好奇心を胸に抱きつつ、その俳優の後ろをゆっくり着いていく。
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