漆黒

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開いた先は美しい青い光に包まれた部屋。 それはかなり広く、イメージは深海のようだ。 誰も人はいないみたい。 私は一歩一歩、慎重に歩みを進める。 壁には綺麗な絵や花が飾られていた。 ((…何なんだろう… お店…?)) 綺麗な絵や花、花瓶、彫刻。 どれも目を奪われる程に美しかった。 しばらくすれば大きな広間のような場所に出た。 壁は無くて変わりに水の壁がある。 手を添えてやれば滝のような水が手により遮られて部屋が一望できた。 豪華な美しい花がたくさん添えられた花瓶が中央にあり、真上には硝子でできている青い光を放つシャンデリア。 部屋のあちらこちらにはソファとテーブル。 イメージはキャバクラをイメージすれば早い。 その奥には更に廊下が続いているようだったが私は歩みを止めた。
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