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9月2日の午前9時半ぐらいの事
静かな朝
病気になりそうなほど
ピリピリした試験の日
解けないから 自問自答した
「まぁ少しは解けたかな?」
窓を見つめながら
僕は生気なく呟いた
あぁ 暑苦しい夏に もう諦めて
逃げ込んでしまったのは
パソ(PC)の中のYouTube
ポンと出された解答に
僕は心で泣き叫ぶ
黒板の色 紙の匂いと
混ざり合って むせ返った
鬼みたいな母親が
「勉強しろよ」って怒ってる
夏の水色 蝉の声に
目の前が全て眩んだ
目を覚ました皆の笑い声が響く教室で
今は何時?
11月9日の午後4時過ぎ位を指す
やけに恐ろしい点数覚えていた
でもさぁ、少し不思議だな
教室の中で今 見た夢を思い出した
「もう帰る時間だな」
門を抜けた時 周りの人は皆
空を見上げ 喋っていた
空中で紅い葉が 道の上に積もってく
焦る気持ちと葉っぱの舞いが
木々の隙間で 空廻り
真顔の母親が
「次はないね」って 言っている
眩む視界に母の横顔
目が笑ってない気がした
何度勉強していても
母親は知らずに言い張る
繰り返しはさせないと
僕のココロに刻み込む
こんな馬鹿げた話なら
やる事はきっと1つだけ
進んで行く受験の日々
頬っぺ叩き 勉強中?
瞬間 飽きて 漫画読むトビラ開いて
母の瞳と僕の体 硬直した
怒り狂った母親に
「休憩中」って 笑ったら
実に怖いな受験のこと
そんな何かがここで始まる…
瞼開けた ∞(無限)の怒りの中
僕はただ
「すいませんでした」
と一人 土下座で謝っていた…
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